シロアリの予防は季節よりタイミングが重要!効果的なシロアリ対策方法

シロアリの予防は春にやるものと思っていませんか?実はシロアリの予防は季節に関係なく対策が必要です。今回はシロアリ予防の基本とすぐにできる対策方法をご紹介します。
目次
シロアリがでるのは春だけではない!

シロアリは羽アリが飛ぶ春先のイメージが強いかもしれませんが、見えないところでは1年中活動をしています。20~30℃で最も活発になりますが、寒いからと言って冬眠をするわけではありません。見えない場所で活動を続けているからこそ気づかないうちに被害が進行します。発見が遅れれば遅れるほど修繕費も高額になるため、季節に関係なく定期的な予防が必要になります。
シロアリ予防の基本は定期点検とシロアリが好む環境を作らないこと

シロアリの対策は定期点検で早い段階でシロアリの形跡を発見することと、シロアリが好む環境を作らないことが基本となります。防蟻施工の保証期間と湿気対策を意識することが、シロアリ被害のリスクを大きく減らす一歩になります。
次の予防を行うタイミングは薬剤の保証期間5年が目安
防蟻に使われる薬剤の効果は一般的には5年とされています。健康や環境に配慮された薬剤の為、時間が経つにつれて有効成分が分解されるものが使われています。そのため、だんだんと効果が薄れ、シロアリに侵入されるリスクが高まります。新築時の綺麗な床下を維持するためにも5年を目安に再施工することがおすすめです。
再施工以外にも湿気対策も必要になります。シロアリは湿気を好むため、床下換気口をふさがないことや雨漏りや水漏れを放置しないこともシロアリ予防の一つといえます。
シロアリが好む環境チェックリスト

日常のちょっとした習慣を見直すだけでもシロアリを寄せ付けにくくなります。一つでも当てはまるとシロアリ被害のリスクがありますので改善してみてください。
古材、木箱、木の杭などを庭で使っている
地面に直接置いた木材や木箱、木の杭などはシロアリが好む絶好の環境です。地面に直接置かない、別の素材のものにするなどの工夫が必要です。
基礎の換気口を植木鉢等で塞いでいる
基礎の周りに植木鉢や棚を置く家庭も多いかと思いますが、置く場所に要注意です。床下の湿気がこもらないように換気口があるおすまいは、換気口を避けておいていただく必要があります。
水たまりができやすい
土地柄的に水はけが悪い、湿気がこもりやすい可能性があります。その場合は薬剤施工を定期的に行うことをおすすめします。
雨漏り、水漏れがあった
雨漏りや水漏れによって土台や柱が濡れるとシロアリが好む環境となります。放置せずにすぐに対処しましょう。
浴室の湿気がすごく、結露やカビが発生する
浴室の湿気による結露やカビによって、シロアリが好む環境ができあがります。換気を行うなどの対策が必要です。
玄関・勝手口を頻繁に水洗いする
玄関や勝手口を水洗いすると框が濡れやすくなります。框はシロアリの被害箇所でも代表的な場所です。できる限り水は使わない掃除がおすすめです。
被害が出る前に早めの予防が経済的

シロアリ被害の修繕費は数十万~100万以上と被害の大きさによって異なります。予防を行うことでリスクを減らすと同時に、将来的なお住まいの維持コストも削減できるのです。早めの予防が、家族の安全と健康、家の資産価値を守るための投資になります。
まとめ
今回は、シロアリの予防について季節は関係あるのかと、防蟻についての基本的な考え方をご紹介しました。薬剤の保証が切れる前に点検を行っていただくこと、そして再施工を行うことがシロアリから家を守るためにはおすすめです。もし、家を建ててから5年以上経っているけれど1度もシロアリの予防をしたことがない方は『今』が予防をするタイミングです。業者の点検でも、ほとんどが無料で行ってくれますのでお気軽にご相談ください。